Visitor パターンは、アルゴリズムを、アルゴリズムが動作するオブジェクト構造から分離するためにオブジェクト指向プログラミングで使用される設計パターンです。Visitor パターンは、操作対象のオブジェクトのクラスを変更せずに、オブジェクト構造に対して実行される新しい操作を定義します。既存のコードを変更せずに、既存のオブジェクト構造に新しい操作を追加できます。
このパターンでは、オブジェクト構造の要素を横断するビジター (別個のオブジェクト) が使用されます。各要素は訪問者を受け入れ、訪問された要素ごとに適切なメソッドが呼び出されます。次に、訪問者は、訪問したオブジェクトに対して必要な操作を実行します。
Visitor パターンは、オブジェクト構造内のオブジェクトのクラスが固定されており、変更できない場合に役立ちます。また、オブジェクト構造内に多数のオブジェクトがあり、それらすべてに新しい操作を追加するのが難しい場合にも役立ちます。
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